備忘録的なポンド円振り返り記事です。先週の振り返りはコチラ。
基本的なスタイルについて
- 長期足(H1, H4, D1)で節目・波動の確認、短期足(M1, M5)で仕掛け足の確認
- スキャル的に一部(だいたい3分の1)を利食いしたあとは、残りを引っ張る
- (仕掛け時点で)リスクリワードレシオ5以上を狙う
他
- 関連通貨(USDJPY、GBPUSD)はたまに見る程度
- 特に表記がない限りチャート表示ツールはForex Tester 5、チャートデータはDukascopy Japan社のヒストリカルデータを使用
- 画像はクリックすると拡大表示され、右上の「×」(もしくは画像の外)をクリックすると拡大表示が終了します(2画面PCをお使いの方は画像保存すると見やすいかもしれません)
4時間足
ポンド円(GBPJPY)4時間足
今週のスタートはピンク縦線から。
先週(7/25~30)、ダブルトップの形成(更新からのダマシ)から足1の直近安値を大幅にブレイクして引けたことで、ダウントレンドへの転換が示唆されたと考える(もっと大きい時間幅で見るとレンジではある)。
週寄り付き前の時点では、足1の安値(水色ライン)や強いと足2の安値(緑色ライン)までの戻しを想定したが、試すことなく寄り付きから下落した。そして6/16以来となる160円に到達。一旦ブレイク後利確が入ったのか上昇。
その後木曜日のBOE金利発表時(足4)に足3の高値に到達。到達直後に急落。週足引け間際は高値に迫りそうな勢いで上げてから引けた(上画像では最後の上昇分がない)。
1時間足
ポンド円(GBPJPY)1時間足
大方のトレーダーが「メジャーなトレンドラインを明確にブレイクした」と認識できそうなのは足3の引けか次の足以降で、最後の下落前の戻り高値(足2)を更新したのは翌日の水曜日であることが確認できる。
足2を超えてからは、短期的には調整の押しを待ってから水色ラインあたりまでの買いを狙うところだと考える。
BOE発表直後(足4)は急騰からの急落となったが、急騰の高値は足3の到達が確認でき、足3以降で買ったブル派は足3高値をターゲットとして利確を行った可能性が高いと考える。
金曜は底堅い安値を形成してから反転したように見え、BOE金利発表直前レートまで上昇してから週足が引けた。
日別短期足(気になるところだけ)
8/1(月)
ポンド円(GBPJPY)5分足、8/1
足1はトレンドラインブレイク後に安値を更新できなかったパターン。底を試さずに上昇したため、足1近辺での展開次第では仕掛けたいが基本的には(少なくとも短期時間足では)ダウントレンドのため無理に仕掛けようとしないほうがいいと考える。
むしろその前のトレンドラインブレイク近辺での売りを考えていたほうがトレンドフォロー戦略としては正攻法だと考える。良くて足a(下図1分足)をシグナル足として次の足で仕掛けるくらいか(トレンドラインを明確にブレイクしている、弱気の陰線であること、そして少し前に付けた高値を試してから反転している点が好材料)。
ポンド円(GBPJPY)1分足、8/1
足2は節目でダブルボトムを形成して反転した足で、ちゃんと見ていれば仕掛けられそうに(後から見ると)見える。1分足でも明確なシグナル足が見受けられる(下図b)。少なくとも162円の到達で利食いはできたと考える(RR比は1:3)。
ポンド円(GBPJPY)1分足、8/1
足3はISM(製造業景況指数)の発表が影響したと考えられる高騰で、高騰直後は保ち合いになった挙げ句下に落ちたことが1分足(下図)では伺える。個人的には重要指標前後はトレードを控えるタイプなので見てすらなかったし、見てても仕掛けようと思わなかったと思う。
ポンド円(GBPJPY)1分足、8/1
もし起きてたら足4付近の仕掛けも興味深そうに見えるが、1分で観る限りでは多分無理^^;
8/2(火)
ポンド円(GBPJPY)5分足、8/2
まずチャネルラインをブレイクして反転した足1近辺は注目していたが、コレといった仕掛け足を1分足(下図)から見出すことはできなかった。ブレイクアウトで仕掛けるのが好きな人なら足2は保ち合いからの下抜けのため仕掛ける余地はあると考える(下図足aが直近の安値をブレイクしたあたりで)。
ポンド円(GBPJPY)1分足、8/2
足3からの売りと足4からの買いがこの日の個人的な注目点で、どちらも短期的に見るとウォルフ波動の5波の頂点に見えなくもない展開。結果的には足4が5波の終点でそこから上昇したというのが本線だったようで、それは足2からの下落が足1を更新できなかったことでターンオーバーした(反転上昇のサインになった)と認識できていれば満を持して仕掛けられたのではないかと考えられる。
ポンド円(GBPJPY)1分足、8/2、足3をウォルフ波動の5波終点として捉えた場合
ポンド円(GBPJPY)1分足、8/2、足4をウォルフ波動の5波終点として捉えた場合
足4で買えていれば少なくとも161円で利食いはできるし、以降長期的なシナリオも考えると162.9円くらいまでスイング出来た可能性がある。ウォルフ波動的な見方をするなら161.7円が利食い地点。
8/3(水)
ポンド円(GBPJPY)5分足、8/3
最早「信用に値しない指標」として見られていたADP雇用統計が今月からなくなるということで、果たしてその影響はどうかというのが個人的に気になっていたが、結果的には21:15という時間が特別な時間でなくなったという印象。今後は第1水曜日の21:15は気にせずトレードすれば良さそうと考える。ただこの日23:00(チャート上では17:00)のISM非製造業景況指数の発表時は反応があった。
個人的には足1と足2近辺が売りを仕掛けるポイントで、例の節目(162.9近辺)直前で下落して仕掛けられなかった足1は、実は月曜午前に記録した今週高値(162.495)を試して反転していたという事実に後々気付かされ、普通に仕掛けられたと反省。事前のチェックの甘さがチャンスをフイにした。ウォルフ波動的(下図参照)に見てもいいし、単純にスリープッシュのチャネルラインオーバーシュートからの反転とも取れる。
ポンド円(GBPJPY)1分足、8/3
上図1分足の足aあたりが絶好の仕掛けポイント(引けでいいと思う)。最低でも162円や当日安値(黄色ライン)までは引っ張れた(ピンクラインはウォルフ波動的な利確ポイント)。
足2はその反省と足1近辺で高値を超えられずに反転という材料があるので、足1よりかは気づきやすい仕掛けポイントと考える(下図1分足下矢印)。ただし想定通りの下落とはいかなかった。本命はやはり足1サイドだったのだろうと考える(×印で逃げられたら最高、私はもう少し早くに逃げた気がするがちゃんと×印までの展開を確認してから逃げたい)。
ポンド円(GBPJPY)1分足、8/3
8/4(木)
ポンド円(GBPJPY)5分足、8/4
アナリストや評論家がいわゆる「織り込み済み」とか言いそうな展開。利上げ発表前の上昇から、利上げ発表と同時に下げるパターン。足2がBOE金利発表時の足。
足1近辺でどうにかできなかったのかと終わってみれば思わなくもないが、そもそも私自身はBOEがあるからという理由で見てすらなかった。
足2も「節目を捉えて反発した」と言われても、発表直後のスプレッドの広い混沌とした中で仕掛けるのは無謀だと思う。節目で反発したというのはあくまで結果論として留めるところだと考える。仕掛けたという人は流石の一言。
それよりも足3や足4は前日の安値を捉えて反転していることから、仕掛ける余地があるところだと考える(特にダブルボトムとなりそうになっている足4)。1分足で見るとどちらもきれいなダブルボトムが1分足レベルでも確認でき、スキャルパーなら当然の仕掛けポイントと言ってそうな印象はある。仕掛け足候補はそれぞれ足a~c(下図1分足)。どちらも安値近辺でも似たような値動きをしているところは注目に値する(ダブルボトム→ネックラインブレイク→押し→強気の反転足)。
ポンド円(GBPJPY)1分足、8/4
8/5(金)
ポンド円(GBPJPY)5分足、8/5
まず足2について、前日安値を捉えて反転し、5分足で明けの明星を形成しているところからいい反転パターンになっているように見える。そして(見ていれば)いい反転足が1分足(下図)で確認できた。足aで仕掛けたくなるが、少し早い気がする(そのまま上がってしまったら諦める)。
ポンド円(GBPJPY)1分足、8/5
この日は米国雇用統計があるため発表前後で仕掛ける気はなかったが、足3付近で再度前日安値を伺おうとしている展開から、ウォルフ波動的展開が期待できた(下図)。中途半端なところでダブルボトムを形成して反転したのと雇用統計が迫ってきていたため仕掛けず(単に仕掛けられなかったといえる)。
ポンド円(GBPJPY)5分足、8/5、ウォルフ波動的な展開
ただ雇用統計を無視すると、足4近辺は十分仕掛ける根拠は揃ってるようには見えたが(ダブルボトムブルフラッグブレイク、下図1分足参照)、スキャルとしてはややストップが遠いため、デイトレ目線での仕掛けとなる(1回目の利食いが早くても162円くらいでないと話にならない感じ)。
ポンド円(GBPJPY)1分足、8/5
余談
またしても新しい週になってからの作成になってしまったので、次回(未定)は土日に更新したいと思っています。
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