備忘録的なポンド円振り返り記事です。
基本的なスタイルについて
- 長期足(H1, H4, D1)で節目・波動の確認、短期足(M1, M5)で仕掛け足の確認
- スキャル的に一部(だいたい3分の1)を利食いしたあとは、残りを引っ張る
- (仕掛け時点で)リスクリワードレシオ5以上を狙う
他
- 関連通貨(USDJPY、GBPUSD)はたまに見る程度
- 特に表記がない限りチャート表示ツールはForex Tester 5、チャートデータはDukascopy Japan社のヒストリカルデータを使用
- 画像はクリックすると拡大表示され、右上の「×」(もしくは画像の外)をクリックすると拡大表示が終了します(2画面PCをお使いの方は画像保存すると見やすいかもしれません)
4時間足
ポンド円(GBPJPY)4時間足
7/6の安値を起点としたエリオット波動に近い波動を形成(赤ライン)。週の寄り付き時点では第4波をつけに行く感じで、寄り付き後金曜安値を試してから上昇し第3波の高値まで到達。
高値を軽くオーバーシュートしてからダマシのような足を形成して一転下落。上昇トレンドライン(引いてない)、寄り付き直後の安値(足4)も切り下げて終了。
1時間足
ポンド円(GBPJPY)1時間足
ピンクの縦線が今週のスタート地点。
足Aでは一度ロールリバーサルを起こしている節目で反応しており、それ以降の展開で売りが狙えそう。
足Bの安値は足4-Aの上昇幅に対する約76.4%押しの地点で、ダブルボトムのネックラインを試した(ややオーバーシュートして、結果的に76.4%押しとなった)。
足Cでは再度節目に到達したあとしばらく横ばいの展開が続いたが、結局ブルフラッグのような形を形成し上昇した。単にFOMCの発表待ちだった可能性もある。
足5の高値更新がダマシのような展開になったあと下落し、足Dが直近安値も下回ったことで以降は戻り売りを狙う展開になった。戻り売りの「戻り」を狙う際は、「調整の上げ」であることを意識しておけば問題ないと考える。
足Eが足Bの安値も超え、足4に到達したことで足5からの下落がエリオット波動の調整波であることがより一層深みを帯びてきた印象。
15分足
月曜~水曜
ポンド円(GBPJPY)15分足
足1で直近安値とのダブルボトムを形成、足2で下位時間足(5分足)における安値切り上げが確定(15分足における確定は、少なくともダブルボトムのネックラインは超える必要があると考える)。
足3は節目近辺(足2からの上昇が一旦落ち着いた時の高値)でのロールリバーサル感あり。足4でそのレートを再び試してから上昇(ダブルボトムブルフラッグブレイク)。
足5で高値Aを捉えられないままダブルトップを形成し下落、以下この時間足では調整に相当する下落が発生。
足Bで約76.4%の調整のあと上昇。
足6はレンジのケリをつけて下落が始まったように見えたが、結局続かなかった。深夜の上昇はFOMC発表に関連する動きと思われる(そして上位時間足の直近高値に到達)。
木曜~金曜
ポンド円(GBPJPY)15分足
足8の高値は足Dの安値や足7の安値(調整の上昇前につけた最後の安値)を試してから反転しており、特にその後はダブルの圧力がかかっているように見受けられる。
足9の高値はこれといった特徴的な節目は見受けられない。足10でトレンドラインをブレイクしたがまだこの時点で上昇レッグが終了したとは断定できないと考える。
直近の安値でかつ強気の陽線包み足の安値を下回った足11で、「ひとまず上昇レッグが終了した」と考える。
ベアフラッグ(かつアセンディングトライアングル)のような波動を形成して終了した。
日別短期足(気になるところだけ)
7/25(月)
ポンド円(GBPJPY)5分足、7/25
ダブルボトムを形成してからトレンドラインをブレイクし、チャネルラインに沿うような形で押した足が明けの明星の展開になった時点(=足1近辺)で買いを考えるところだった。個人的には再度安値(ダブルボトム)を試すような展開からの反発を強く意識していたため、手出しできず。
ポンド円(GBPJPY)1分足、7/25
正直1分足を見直してもスキャル的にはコレが最高という足は個人的には見受けられない(直前の流れがレンジっぽいのと足1の少し前にやたら弱気な上影陰線がある点も気になる)。ダブルボトムの安値の少し下にストップを置くのであれば、足1以降なら概ねどこでも仕掛けて良いと考える(上図a, b, cが候補、aはややアグレッシブすぎるかもしれない)。その場合、165円あたりが利確の第一目標になる。
足2・足3以降の買いは、ストップまでの遠さを気にしなければ買いに値するシグナルに見受けられるが、引け以降で買うとするとストップが遠く買いづらいと感じる。足1あたりで買えていれば直近高値で利食いしてあとは引っ張るだけの簡単な作業ではあった(そのかわり足2のかなり弱気の急落をスルーする必要が生じるが)。
足4の高値がスリープッシュ目かつ節目近辺、そしてトリプルゼロ(165円)到達という理由から売りを仕掛けるのにいい局面だと考える。1分足で仕掛け、一度反転が起こりそうな足5で利食いできれば理想。更に引っ張る考えもなくはないが、オーバーナイトが確定しそうな点が懸念点。実際足4の高値を超えることなく落ちたので持ってても……という話だったが足5で利確してもそこそこのリワードにはなった(今週の私の唯一と言っても良いまともなトレード)。
ポンド円(GBPJPY)1分足、7/25
1分足(上図)で見ると、aあたりも良い仕掛け足に見えるが……(ベアフラッグスリープッシュからの反転)。
7/26(火)
ポンド円(GBPJPY)5分足、7/26
足1がトレンドラインをブレイクしたのは確認できるが、直近高値(当日高値)を明確に超えなかった点が気になる(足2を押し目と判断して買いづらい)。ウォルフ波動的な見方をすると、足3が到達点っぽく見えるが、そもそも3波目の安値が6:00ちょうどなので、ブローカーによっては全く違うレートを示しているような気がする。なので結果論に近い(一応リアルタイムで意識はしていたが、イレギュラーと考えて仕掛けず)。
ポンド円(GBPJPY)5分足、ウォルフ波動めいたものを書き加えたもの
ダブルトップを形成し、水平線(a)も抜けた後の戻しが足4まで上昇し、節目(b)を捉えてから反転している。ここは短期足で仕掛けパターンになっていれば仕掛けたい局面と考える。
ポンド円(GBPJPY)1分足、7/26
最速だと節目到達と同時に仕掛けてダブルトップの上にストップを置くパターン(約25pipsくらいなのでデイトレと考えれば悪くないが……)、スキャル的には足4の2本後の足かcの引けあたりが考えられる(上図)。利確候補は直近安値(d)、当日安値、164円などが挙げられ、足4の2本後に仕掛けたのであれば(足4の高値の上をストップとするなら)リスクリワードレシオは一応10となる(部分利食いしていくので実質は5前後になると思われる)。
ダブルトップの右山頂点付近もリアルタイムで見ていれば……と思うが実際は難しそう(黄色いチャネルラインのオーバーシュートからの下落という感はあるので、スキャルパーなら試し玉を入れるくらいの気概があってもいいのかも)
7/27(水)
ポンド円(GBPJPY)5分足、7/27
まだ下目線だったので(青水平レートを明確に超えてないため)、上昇トレンドラインを下抜けたあとは売り場を探して実際に仕掛けたが実らず。
足1がブル派失敗な感があるが、足2からの下落も結局失敗に終わり、下降トレンドラインを抜けた時点で目線を切り替えるべきなんだろうと思う。ただその時点でロンドンフィックスも過ぎているし、このあとFOMCもあるしで特に細かく考えないことにする。FOMC周辺に関しては割愛(どうせやらない)。
ポンド円(GBPJPY)1分足、7/27
足aらへんで売った気がするが実らずトントン(ちょいプラ)で終了。利食いも失敗した感あり。
7/28(木)
私はまず調整の上げの部分を狙ってロングを仕掛けたが利食いを見事に失敗し、多少利益が取れたところを限りなくトントンで終えたことでイラついてしまったため、それ以降に関してはチャートを観ないことにした(アラームの設定ミスによるもの)。唯一良かったのは損失が生じなかったことだが、その後のショートのチャンスはちゃんと観てたらわりと簡単に売れたんじゃないかと思えなくもないため、今となってはショックは2倍である。
ポンド円(GBPJPY)5分足、7/28
足1あたりから始まった調整の上げの終点候補として一旦もみ合った地点のA、FOMC発表前後に生じた安値B、B’あたりが考えられ、個人的にはAを本命視していたが、B(実質B’かもしれない)で反転した。
足2はまさにロールリバーサル的な展開で、足2自体が包み足になっているだけでなく、足1の節目を捉えている点がダブルの圧力を生むポイントとなっていると考える。
ポンド円(GBPJPY)1分足、7/28
1分足(上図)を見ると、どうやら5分足が寄り付いた最初の1分で弱気の上影陰線を形成したらしく、この足の引け以降で仕掛ければ勝ちという素晴らしいトレード機会だったのではと考える。おまけ程度の要素ではあるがチャネルラインをオーバーシュートしてから反転してたという条件も見受けられる。
足2以降の下落を確認してからの戻りを狙う場合、aも候補になりそう。コチラも節目(足2への上昇前の最後の安値)を試してから反転している。
7/29(金)
ポンド円(GBPJPY)5分足、7/29
この日は(リアルタイムでは観てなかったが)特に印象的だった部分について残したい。トレンドラインをブレイクし、直近安値もブレイクしたあとの足1について、仕掛けられるかどうかは別として、引けの1分前の値動きが完全に停止しており、コレをブレイク前の前兆の一例として認識して損はないと考える。
ポンド円(GBPJPY)1分足、7/29
考察するとしたらブル・ベア両サイドが固唾を呑んで見守った1分間と取れるが、この時点で既にトレンドラインをブレイク、直近安値もブレイクしているという前提を考慮すると、ブル派の抵抗が一切なかった(諦めていた)と考えるのが妥当なのかもしれない。次の1分(5分足の寄り付きでもある)で大きく下落した結果からは強い新規売りと売り戻しの様子が見受けられる。
分析で使用しているデータはDukascopy社のデータであるが、Dukascopy社以外でもこうなっているという報告を知人から受けたので、おそらくブローカー要因でこうなったわけではないと思われる。
あと気になるところがあるとすれば、足2がチャネルライン到達で反転していることくらい。逆張りになるがロングを狙えるのかもしれない(あまりやりたくないが、5分足で安値が4本揃いは注目に値する)。
ポンド円(GBPJPY)1分足、7/29
1分足(上図)なら強気の陽線包み足をシグナルに次の足で仕掛けられそうには見える(目標を162手間の水平線とすればオッズは3:1くらい)
余談
思ったより時間がかかった(単に本記事の内容を動画形式で喋って終わりなら10~15分程度でできそうだが、第三者が見るに値する内容で記事を作ろうと思ったら3時間弱かかった)ので、今後は時間がある時に作ろうと思います。
まぁ本業(と自称していた事業のようなもの)がぶっ飛んでるので時間はたらふくあるのですが……(苦笑)
翌週の振り返りはコチラ
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