プライスアクショントレード入門(アル・ブルックス著)やFX5分足スキャルピング(ボブ・ボルマン著)ではトレード手法として複数の仕掛けパターンが説明されています。
その中からわかりやすく体系化された仕掛けパターン(トレード手法)についてまとめました。
まだ未完成な部分もありますが、当サイトの核的存在ですので参考にしていただければ幸いです。
トレードの基本戦略
当サイトではアル・ブルックス本、ボブ・ボルマン本に関連する内容をメインに取り上げていますが、具体的にこれらの本を読んで理解することでどのような戦略でトレードを行えるのか(行うべきか)についてまとめました。
パターンブレイクで仕掛ける
パターンブレイクはブレイクアウトとも言われ、大きな値動きが出る直前に仕掛けるトレード手法です。
パターンブレイク直前に現れるビルドアップをセットアップサインとして、ブレイクとともに仕掛けます。
パターンブレイクプルバックで仕掛ける
パターンブレイクプルバックは、トレンドラインをパターンブレイクした後にトレンドライン近辺まで試すプルバックを確認してから仕掛けるトレード手法です。
ライントレードでにおいてはパターンブレイクよりも安定した勝率が期待できるトレード手法で、押し目買い、戻り売りの基本形ともいえます。
プルバックの反転で仕掛ける
プルバックの反転は、主にトレンドが出ているなかでの押し目買い、戻り売りを狙ったトレード手法です。
MA(移動平均線)も利用してチャートを見ると仕掛ける頃合いが見分けやすいのが特長です。
短期間のトレードを行いたい場合は必修科目と言っていいほど仕掛け頻度の高い仕掛けです。
失敗ブレイクからのトレードで仕掛ける
失敗ブレイクからのトレードは、反転を期待した逆張り側の仕掛けが失敗したと判断したあとに仕掛けるトレード手法です。
実はパターンブレイク、パターンブレイクプルバック、プルバックの反転の3種も、この失敗ブレイクがあるかないかで勝率が大きく変動してきます。
そのため、ローソク足からブレイクの失敗を見抜くことは勝率の高い仕掛けを厳選する重要な要素となります。
急展開(指標発表、要人発言)時に仕掛ける
米国雇用統計や政策金利発表などに代表される、急な値動きには特徴があります。
パターンに当てはまる展開が来ると、期待値(勝率・リワード)の高い仕掛けが行え、短期間で良い結果を得ることができます。
ただ、トレードはスキャルピング寄りのデイトレードに限定される点、そして急な値動きに対してすばやく操作(約定・損切りなど)が行えることが求められます。
いつ利食いする?いつストップを建値に置く?
このカテゴリでは、基本的に「仕掛けるタイミング」について取り上げていますが、エントリーと同様にいつ利確するか?というのもトレードで非常に重要な要素ですし、絶対的な答えがないぶん常に悩まされるものです。
利食いの考え方や、逆指値(ストップ)位置をいつずらすか(建値や建値より利益方向に置き直すか)の考え方を、ブルックス本、ボルマン本を元にまとめました。
まとめ
いろいろな手法があるように見えますが、「仕掛けるべきタイミング」は切り詰めていくと次の要素が成り立っているときと言えます:
- 同じ方向に仕掛けるトレーダーが多くいるときに仕掛ける
- 逆方向に仕掛けているトレーダーが降りる(損切り)するときに仕掛ける
⇒これが同時に実現したときに発生するのが「ダブルの圧力」
ダブルの圧力が発生する具体例が、先に紹介したいくつかのトレード手法です。
理論を理解するのは苦労しないかもしれませんが、動きのある中で理論通りの仕掛けを行うのはなかなか大変です。
頭で覚えたパターンを反射的に実践できるようになるには、トレーニングが不可欠だからです。
トレーニングを行う方法はいろいろあるかと思いますが、最もオススメの方法がForex Tester(フォレックステスター)を使った検証作業です。
段階を踏んで検証を行うことで、以前は仕掛けられなかったところで仕掛けられるようになったり、ランダムウォークの中で仕掛けるようなミスが減って、よりよいリザルトが残せるようになるでしょう。