アル・ブルックス本、ボブ・ボルマン本で登場する独自用語は、今ひとつ理解しづらく、難解な本をより難解にしていると言われています。
このページではこれらの本に登場する彼ら独自の用語について紹介・解説しています。
※中にはわりと一般的な用語も混じっているかもしれませんが、彼らの用語として紹介しています
今後記事にしようと思っている用語
- ビルドアップ
- コンビセットアップ足
⇒その他ネタがあればリスト追加+作成予定です。
ツーレッグ
ツーレッグは、ブルックス本で序盤から最後まで頻繁に登場するワードです。
その言葉が持つ意味(イメージ)を理解すると、チャートの見え方が大きく変わるかもしれません。それくらい私にとっては衝撃的な解釈でした。
高値1(2, 3, 4)と安値1(2, 3, 4)
高値1(2, 3, 4)と安値1(2, 3, 4)は、ブルックス本で最初から最後まで頻繁に登場する、彼独自の用語です。
このワードは単に説明を端折るために作った用語に過ぎませんが(この言葉がなかったら、例えば高値2は「足◯は、下降レッグが始まってから調整に入るきっかけとなる2度目のアウトサイドバーで……」などといちいち書く必要が生じる)、
- 用語の和訳がいまいちピンとこない(抽象的)
- 図で示す足の番号の位置が中途半端
などの理由から分かりづらいという声が多いと聞きます。
セットアップ足
セットアップ足はブルックス本に登場する用語で、一言で言うと「そろそろ仕掛けられそう」という展開になっていることを告げる足のことです。
セットアップ足の最後の足がシグナル足となりますが、基本的にセットアップ足=シグナル足となることが多いです。
ダブルの圧力
ダブルの圧力は、ブル派とベア派が(思いは違えど)同じ方向への展開を想像し、一方的な相場が起こる状態を言います。
ダブルの圧力が生じるポイントを狙って仕掛けることで、より高い勝率を上げることができるようになります。
マグネット効果
マグネット効果は、相場が特に抵抗もなく推移する現象を起こっていること、またはそれを誘発するキリの良い数字や直近の高値や安値のことを言います。
マグネット効果的相場を論理的に考えると、ダブルの圧力が発生していると考えるのが最も適当です。
マグネット効果をもたらすゾーンを理解することで、ポジションをより引っ張ることができるようになります。
ダマシの足
ダマシの足は、直近の高値や安値を更新してそのまま推進するかと思ったら逆方向へ反転し、推進側への仕掛けのミスを誘うような足を指します。
ダマシの展開後は逆方向にダブルの圧力がかかりやすく、高勝率が期待できる半面、仕掛けるべきかの判別が難しい相場となります。
ダマシの後の展開で仕掛けられるようになると成績も一気に伸びると考えられるため、覚えておきたいパターンといえます。
バーブワイヤー
※バーブワイヤー=有刺鉄線
バーブワイヤーはブルックス本に登場する用語で、複数本のローソク足が重なってトレンドがない状態のことを言います。
この状態になると最初のレンジブレイクがダマシになりやすいため、パターンブレイクを狙う場合は注意が必要です。
まとめ
私は一度プライスアクションとローソク足の法則を、用語を一切理解しないまま文字通り「読んだ」結果、何も頭に残らず、なぜか逆張りトレーダーになって負けを頻発した思い出があります(ブルックス本は順張りを主体とする本)。
その後プライスアクショントレード入門を購入し、まずは高値1, 2……から順に理解して、章ごとに順々に理解していくことで中身を理解することができました。ボルマン本も同様です(ボルマン本はあまり「意味不明なワード」は少なかったかも)。
私と同じムダをしないために、まずは上記用語を理解してから読み解いていくことをおすすめします。