1週間の振り返り記事です。
今週は金曜が米国雇用統計発表日で、前々(個人事業主として別の業務をしていた時)から第一金曜日をオフ日としていたこともあって、金曜日に投稿します。特に印象的だった今週の豪ドル円(オージー円、AUDJPY)についてメインに振り返りたいと思います。
使用(登場予定)チャート
- TradingView(https://jp.tradingview.com/)※なお非課金(ブラックフライデーのときに課金すれば良かった…)
- ForexTester(6)
- LION FX(ヒロセ通商) ※登場するとしたら10秒足
- JForex(Dukascopy Japan)
AUDJPYについて
全体像(金曜夕方頃まで)
おそらく米国関税発動に関する報道に影響してか、クロス円が軒並み大きく下窓を開けました。その後ダブルボトムに近い右底安値更新ダマシから急騰。水曜日に付けた最高値は先週の高値には及ばず、大きく(上位足で)見てダウ理論的にダウントレンドは継続。そこから下落再開です。
最初の下落を一波と見るとその後三波、五波と下落し、金曜午前に初動の下落幅分落ちました(E波達成、波動については後述)。そこから現在は定義上調整、角度的には推進ともいえる上昇が生じているところです。
寄り付き~今週最高値まで
まず先週金曜夜に付けた高値がロールリバーサルを思わせるレート帯(上画像緑横線)での反発だったので、週明け以降は一応売れる形ができれば売っていくという方針で良かったと思います。ただ70pipsほどの窓を開けたことで感覚が狂わされました。
一般にはこのような窓が空いた場合は大きな大陰線を付けたという解釈がされると思いますし、個人的にもそう思うようにしていますが、FXにおいてはこのような窓(ギャップ)が開くのは週明けか指標発表直後の急変動時くらいなのであまり豊富なノウハウがなく、正直やりづらいのが本音です。
後々見ると、再度寄り付きレート付近まで戻したところで戻り売りができたのかもしれませんが(さらに左を見ると節目もあり、典型的なロールリバーサルでもある)、それすらイレギュラーに感じさせます(自分は)。灰矢印あたりで売れれば理想ですが、自分はできていません。そのあとの戻し(23時頃)を待って売るのも良さげに見えます。
もしかしたら、ちゃんと値幅を測れば安値となったレートにそれなりの根拠・値幅達成の跡がうかがえるのかもしれませんが、未確認です。
深夜に急騰し(ニュース的な影響?)当日高値を更新した後は短期的には買い目線に移っても良さそうです。火曜14時台の安値は突発的に見えてキッチリとダブルトップのネックを試して反発しています。もうこれは指値を入れてないと買えないと思いますし、買うのが本当ににリスク・リワードに合った買いかはなんともいえません(ダブルトップのネックはブレイクしているが、その後の高値が金曜高値を切り上げる直前で落ちている)。
高値からの下落
水曜午前から始まった下落は、最初(赤枠左上)落ちた直後に短期のMA(黄、21本)を試すような戻しが入っており、なんか売れそうに見えますが、これは初動を狙った売りなので、個人的には前日高値に何らかの根拠(値幅の到達や節目への試し)がないと売るには優位性が足りないような気がします。
無論試し玉として入れたりする手はあると思いますのでその辺は個人の裁量となりそうです。私は単純にこの時間帯にチャートを見ていなかったし、見てても果たして売れてたかって感じです(前々から狙ってないと踏み切れない)。
ただこの下落が約90pips弱のスイングを付けてくれたこともあり、それ以降の売りを狙うのは本筋だと思います。水曜一日をかけて調整→ダブルトップ(右山高値切り下げ)で下落、木曜午前に再度似たような形をつくって下落しました。この下降スイングは、水曜夕方頃の高値を「N波の三波目」と見た場合のN波を達成しています(緑マーカーラインがイメージ、一波はもちろん初動の下落)。
木曜(6日)午前から始まる下落が、「エリオット波動」でいうところの第三波だと言えそうです。ただ厳密には水曜(5日)午後の高値からの下落が第三波のスタートで、6日朝の下落は「三波の最中」と言うべきなのかもしれません(色々細かいエリオット波動のルール上、「そう定義しないといけない」感じはある)。先に第五波までのイメージを示すと上画像のような感じ(緑マーカーライン)かなと認識しています。まあ個人的にはどっちの高値が三波スタートだろうとどうでもいいのですが。
ということで、黄色矢印の売りは五波(3回目の下落)を狙った売りになるので、想定(94.84)まで下落してくれる確率は三波(2回目の下落)と比べると落ちる(勢いも徐々に削がれていくため)とは思いますが、トレンドは友達(Trend is Friend)ということで戻り売りしました。形も水曜夜、木曜朝に記録した「ダブルトップ・高値切り下げ型」と同じです。
利食いのターゲットとしては直近安値(95.28付近)、木曜朝の下落幅のN達成(95.04)、水曜の下降スイングのE波達成(94.84、赤枠下弦)になるかと思います。あと偶然かもしれませんが、E波達成のレートが初動の下降スイングに対してのN波(FE)161.8%ポイントでもあったようです。
で、実際そうできたら良かったのですが、時間帯が微妙だったのと、売ったあとの戻しを正しく認識できなかった(想定内であるべきだった)ことで途中で切ってしまい、大した利益にならず。で、後々見ると、N到達で一旦反応があり(人によってはトリプルゼロで反応したと言うかもしれない)、そしてE達成レートが最安値になる形で反転してるので事前の分析は良かったね(笑)ということで、これをちゃんと利益にしたいところです(「分かる」と「出来る」は違う)。
フラクタル構造とトレードの性質仕分け
最後に、時間的な規模感は違えど調整の形が3つ同じ(=フラクタル)パターンを形成したので、それぞれのパターンにおいて仕掛けた場合において、性質が同じものを同じ色の矢印で示してみました。
青矢印は高値切り下げ確認後の売り(ブルックス本でいうところの、水色マーカーのツーレッグで安値2を確認したあとの最初の反転…安値1の売りと認識)、緑矢印はその後に発生した戻りの売りです。オレンジ矢印はロールリバーサルしてるってことで入れましたが、私は基本狙ってません。
私の失敗は、実際に仕掛けた箇所(黄色矢印)を緑の矢印のような性質のところで売ったとその時思ってしまったことです。実際は高値切り下げから下降レッグが続いている最中での売りなので青矢印のような性質のとことで売った(=戻しが発生する可能性が高い)と認識すべきでした。一応小規模な戻しは確認できたから売ったわけですが。まだまだ甘いですね。
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